占星術は宇宙の声をまとめたもの。重力の影響の統計。

 私は天文学は修めていませんが、薬剤師として西洋近代科学的な考え方も重視しています。が、占星術は「アリ」だと思っています。

「アリ」というのは、現在や生まれた日の星の配置が、ワタシという存在に影響を及ぼす可能性は「アリ」だという意味合いです。

「信じている」という言葉は盲目的な含みを感じるので、「アリ」という言葉がちょうど良いです。

 

自然科学から見た星の配置

現在の天文学によると、地球は太陽系の惑星のひとつであり、月を衛星としながら、約365日で太陽を一周しています。

太陽の周りを廻っている惑星には、地球のほかに、水星、金星、火星、木星土星天王星海王星の7つがあります。

冥王星は2006年から準惑星という位置づけだそうです。(⇒wikipedia冥王星) 宇宙戦艦ヤマトガミラス帝国の前線基地があった場所なので、準惑星というのは、ちょっとさみしいですね。2017年4月には探査機ニューホライズンが近くを通り過ぎて写真を送ってきましたが、ガミラス前線基地が写るかどうかが話題になりました。(ウソ。なっていません。)

さて、太陽系の外側には、銀河系のほかの星々も存在します。その星の配置は「星座」として知られていて、地球と太陽の平行線上に存在するのが「おうし座」から「うお座」までの12星座です。

地球が太陽を一周するときには、太陽の向こう側に存在する星の配置も変化していきます。生まれた日に太陽の延長線上にあった星の配置が、星占いの「星座」ですね。太陽星座とも呼ばれます。私はやぎ座です。

「星座」と言うとファンタジックですが、自然科学では単なる星の配置です。そこに星がこんな風に存在しているよ~、と、名前が付けられている状態で、物語的な意味はありません。

ということで、私たちは、刻々と変化する太陽、月、その他の惑星、星の配置の中で生きています。

ここまでは、小学生理科の勉強ですね。

 

すべての物質に重力がある。

太陽も含めて、宇宙に存在する星には重力があります。(重力とは、物体が他の物体に引きよせられる現象の呼称。⇒wikipedia重力)

太陽のような自分で輝く恒星だけでなく、水星や金星などの惑星にも重力があります。にも、小惑星イトカワにも、地球に落ちるリンゴそのものにも、すべての物質に重力はあるのだそうです。

つまり、

石ころにも、
コオロギにも、
原子にも、
目の前のグラスにも
にも

重力はあるってことですよね~。

だんだん思考の世界に入っていきますが、ついてきてくださいね。

重力とは、時空のゆがみである。

重力は、リンゴが落ちる力、つまり、物質が他の物質を惹きつける力として知られていますが、もっと難しいことを研究している一般相対性理論の世界では、時空のゆがみとして認識されています。

・重力とは、その物体の質量によって生じる時空のゆがみが他の物体を引き寄せる作用のこと。(⇒wikipedia重力)
・重力は空間と光を曲げ、時間を遅らせる(⇒世界一わかりやすい一般相対性理論)

じ・く・う・の・ゆ・が・み ! !

地球上では、常に、宇宙全域に存在する物質から、重力(時空のゆがみ)の影響を受けています。とするなら、私の存在もやっぱり影響を受けてるよね~、と思うわけです。

今日、西暦2018年7月4日の月の位置、惑星の配置、その先の銀河系に浮かぶ星々の配置、さらには、もっと外にあるアンドロメダ銀河、マゼラン星雲などの重力も、時空のゆがみとして、今、ココに影響を及ぼしているとしたら・・・。なんだかロマンを感じてしまいます。

また、私が生まれた日の星の配置が私の存在に影響するのも納得できます。

生まれた日時は、私が初めて地球の大気を吸い込んだ日。母の胎盤からではなく、地球の大気から酸素を取り入れはじめた日。すなわち呼吸を開始した日であり、時間です。そのときの星の配置がワタシという人間の本質に影響しているとしても、不思議ではありません。

どのようにゆがみの影響を受けるのか、統計したものが占星術

それでは、どのようにに星の配置は私の存在に影響しているのでしょうか。

その情報を古代から集めてきて、統計したものが占星術だと思うのです。

天動説が信じられていた時代、太陽が地球の周りをまわっていると考えられていました。

しかし、古代の人は夜空をながめ、星の配置が季節と共に変化することを知っていました。そして、ちょっと変わった動きをする惑星があることも知っていました。

それらの星の配置と、気候変動、人間の素質、社会の変化などが相関することも知っていたのでしょう。それを体系化したものが占星術だと思っています。

古くは、占星術でも肉眼で見ることのできる土星までを使っていたそうです。きっと、統計的にも長い歴史があるのでしょう。

天王星の発見は1781年、海王星の望遠鏡での確認は1846年、冥王星の発見は1930年だそうです。天王星海王星冥王星については、発見されてからの情報が占星術に反映されているのでしょう、きっと。冥王星準惑星だとか、そんなことは関係ないんですね。

木星の衛星エウロパ土星の衛星タイタン冥王星よりも大きいそうです。発見当初は冥王星より大きいとされた準惑星エリス、一番近い太陽系外惑星とされるプロキシマbなども、星の位置と人間の素質についての相関情報が集まれば、占星術に用いられる時代がくるかもしれません。

すべての天体、すべての物質は重力を持ち、時空をゆがませて、ワタシの存在に影響している。そんな宇宙、自然界からの声をまとめたのが、占星術だと思います。

だから、占星術は「アリ」だと思うのです。

シュタイナーのようなチャネラーは、そんな人類の叡智を集合的無意識から受け取っていたのかもしれないですね。

2015年9月のブログにて

【図書備忘録】「星と人間」を読んで

 

2012年、天体望遠鏡で見せてもらった月の写真。ガラケーでの撮影にもかかわらず、クレーターまでくっきり写りました!!